Q1□シロアリ予防工事は、どの季節にするのがベストですか?

A■
予防工事は春夏秋冬どの季節でもかまいません。お客様のご都合の良い時期にされれば良いと思います。
ただ、シロアリの羽蟻の出現する5月・6月は駆除工事のご依頼が大変多くなります。


Q2□シロアリ駆除をして5年経ちますが、すぐに再施工しないといけないのでしょうか?

A■
薬剤の効力・濃度は徐々に低下しますが、薬剤メーカーの規定濃度できちんと工事されていれば5年経って直ちに効き目がゼロになるとは正直言って考えにくいと思います。
ただし、確実に化学変化・物理変化により効力は落ちていますので、早めの再施工をお勧めします


Q3□隣の家を工事している業者から「お隣がシロアリ駆除工事をしたから、お宅にシロアリが移ってきますよ。お宅もしませんか?」と言われ、不安になりました。

A■
このような勧誘をする業者も中にはいますが、根拠の無いことです。
ただ、イエシロアリが一つの巣から2軒・3軒のお宅を食害している場合は考えられます。


Q4□羽蟻が発生しました。シロアリでしょうか?

A■
羽蟻が全てシロアリではありません。
シロアリの羽蟻は大分ではヤマトシロアリが4月中旬~5月下旬の昼間、イエシロアリの羽蟻が5月下旬~7月上旬の夕方から夜に発生することが多いです。
その他の時期ではたいていクロアリのシロアリまたはハエなどの有翅虫(ゆうしちゅう)が多いです。

 
大分県で生息が確認されているシロアリ


Q5□家の裏(外部)に廃材を放置していたらシロアリに食べられました。家は大丈夫でしょうか?

A■
庭など外部に廃材や段ボール、雑誌などを放置するとよくシロアリが食害します。基礎周りに接してそれらを置くと、基礎の水切りから蟻道を作って屋内に侵入して来ることがあります。
また、ムカデや不快害虫の発生の原因になりますので処分されることをお勧めします。
長年、シロアリ駆除をされていない場合は、専門家による調査をされた方が良いでしょう。


Q6□シロアリがいたのでホームセンターで売っていた殺虫剤で処理しました。大量にシロアリが死んでいますので大丈夫ですよね?

A■
表面に見えているシロアリを駆除しても、土中のシロアリまたは壁の中、床下などの見えない部分のシロアリは生きています。その部分からのシロアリの発生は無いでしょうが見えない他の部分では食害が進行すると考えられます。
市販の薬剤はたいてい即効性・忌避(きひ)性があるもので隠れているシロアリを全滅させることはできないと思います。
ご自分で施工されると後々、見えないところで食害が進み、結局は業者の工事になり、かえって費用がかかります。
シロアリ駆除に関しましては、シロアリを発見したら必ず専門家に相談されることをお願いいたします。


Q7□シロアリの駆除をたのに、生きたシロアリが出てきて部屋の中を歩いています。駆除されていないのでは?

A■
現在、シロアリ駆除の薬剤は、非忌避性(シロアリが気付かない)、遅効性(仲間のシロアリに薬を伝播させるためにすぐ死なない)の性質を持った薬剤が主流です。
したがって、駆除後1週間くらいはシロアリが生きていることがあります
シロアリは体に生えてる毛のようなセンサーがあり、風の動きに敏感です。通常は蟻道と言うトンネルを作り、その中を行き来しています。風の強い外部を歩くということはシロアリに薬剤が効いている証拠です。しかし、あまり長く(1週間以上)続くようでしたら施工した業者に連絡してください。